また、Nordhordland橋はノルウェー西部のSalhusフィヨルドを横断する浮体橘梁である。橋梁はKlauvanesetとFlatoyの間に架設される。かつては、SteinestoとKnarvilの間にフェリーが就航していて、ノルウェーで最も交通量の多いフェリー航路であったが、完成後は廃止された。この海峡も海峡間が1200mを越え、しかも中央部分の最大水深が500mを超えて、しかも急深であるため吊橋などでは経済的に困難であった。しかしながら、この海峡では船舶の通行を確保する必要があるので、Klauvaneset側は斜張橋とした。写頁-2.1.2はNordhordland橋である。 (1)構造様式 a)下部工 下部工については、大別して、図-2.1.1に示すポンツーン式連続浮体橋梁(以下、連続式と記す)と分離浮体式浮体橋梁(以下、分離式と記す)の二種類が提案された。それぞれの長所および短所は表-2.1.1のとおりである。
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